ボトックス注射(上下肢の痙縮・顔面けいれん・眼瞼けいれん)
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ボトックス注射(上下肢の痙縮・顔面けいれん・眼瞼けいれん)

ボトックス注射は、ボツリヌス菌由来の成分を筋肉に注射して、筋肉の過剰な緊張やけいれんを抑える治療法です。神経と筋肉の連携を一時的に遮断することで、症状を軽減し、日常生活の動作や生活の質(QOL)を改善することができます。
効果はおよそ3〜4か月持続し、定期的に注射を行うことで症状を安定的にコントロールできます。薬による内服治療では十分な効果が得られない方や、副作用が気になる方にも有効な治療法です。
脳卒中や脊髄損傷、脳性麻痺などの後遺症として、手足の筋肉が過剰に緊張し、動かしづらくなる状態を「痙縮」といいます。
痙縮があると、関節がこわばって衣服の着脱がしにくくなったり、歩行やリハビリがスムーズに行えなくなることがあります。ボトックス注射により、緊張している筋肉を部分的にやわらげることで、動かしやすさやリハビリの効果向上、介助の負担軽減が期待できます。
顔面けいれんは、主に片側の顔の筋肉が自分の意思とは関係なくピクピクとけいれんする病気です。初期は目の周りから始まり、徐々に頬や口元などへ広がっていくことがあります。
長期間続くと、日常生活での違和感や表情のこわばり、人前での不安などが生じることがあります。ボトックス注射を行うことで、けいれんを抑え、自然な表情や生活の快適さを取り戻すことが可能です。
眼瞼けいれんは、まぶたの筋肉が異常に収縮して、目が開けにくくなったり、まぶしさ・目の違和感が強くなる病気です。症状が進むと、目を開け続けることが難しくなり、日常生活に大きな支障をきたします。
ボトックス注射によって筋肉の過剰な収縮を抑えることで、症状の改善が期待できます。眼科や脳神経内科と連携して診療を行うこともあります。
筋肉の過剰な緊張やけいれんを放置すると、次第に関節がこわばり、可動域が制限されることで、以下のようなリスクが高まります。
早期に適切な治療を開始することで、これらのリスクを防ぎ、症状を安定的にコントロールすることが可能です。
症状の部位や程度を確認するため、問診・診察・神経学的評価を行います。必要に応じてMRIなどの画像検査で、原因となる疾患や神経・筋肉の状態を詳しく調べることもあります。
初診・問診
症状や発症時期、既往歴を丁寧に伺います。
診察・検査
MRI前の血液検査や症状の分布や筋肉の緊張の程度を評価し、治療適応を判断します。
治療方針の決定
注射部位や薬剤量を決定し、治療スケジュールを立てます。
ボトックス注射
外来で注射を行い、治療後は当日から通常の生活が可能です。
経過観察・再注射
効果の持続は約3〜4か月のため、定期的な再注射でコントロールを続けます。
細い針を使用しますが、痛みは主観症状ですので、その方次第で感じる痛みは異なります。部位によっては軽い違和感が出る場合がありますが、ほとんどの方が外来で問題なく受けられます。
注射後3〜7日ほどで効果が現れ始め、2週間程度でピークに達します。効果は3〜4か月程度持続すると言われています。
注射部位に軽い腫れや皮下出血が出る場合がありますが、多くは一時的なものです。まれに筋力低下や倦怠感などが出ることがありますが、重篤な副作用はまれです。
症状のコントロールを目的に、3〜4か月ごとに継続的な注射を行うのが一般的です。回数に制限はなく、長期的に安全に続けることができます。
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